車いすバスケットボール体験会実施しました!

理学療法学科の髙橋です。
令和3年11月17日(水)、理学療法学科 昼間部1年生が私の授業の「地域貢献論」で、姫路市立総合スポーツ会館にて車いすバスケットボール体験会を実施しました。夜間部1年生から4名の他、教員の石原もサポートで参加してくれて総勢78名でお世話になりました。この体験会は毎年「チームWeB」さんにご協力頂き開催出来ています。

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▲ 車いすの組み立て

今年はチーム代表の小嶋さんはじめ、元日本代表選手の坂本選手、理学療法士の小西選手、他スタッフの方々に、車いすバスケットボール用車いすの準備から、組み立て、特徴、障害の程度によるクラス分けの説明、乗車する時の注意事項、車いすの操作の説明、車いすバスケットボールのルール説明などをして頂いて体験を行いました。

健常スポーツに比べてやはり認知度や関心の部分で差が感じられる障がい者スポーツですが、今年は東京2020パラリンピックも開催されメディア、報道などに多く取り上げられていたので、車いすバスケットボールを知っている学生は例年に比べて多く、やはりメディアに取り上げてもらう重要性を強く感じました。

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▲ シュートの練習

スポーツ用の車いすは通常の車いすに比べ、操作性において微妙なハンドリングが要求されます。左右の腕の力の入れ方のちょっとした違いで右へ左へと進んでしまうので学生たちは悪戦苦闘していましたが、少しずつ慣れてくるとスピードを出したりして楽しんでいました。しかし、車いすの操作にバスケットボールの扱いがプラスされたりシュートの練習になるとまた難易度が上がり再び悪戦苦闘していました。

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▲ 学生同士のミニゲーム

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▲ 選手 VS 学生のミニゲーム

後半では学生同士のミニゲームで楽しんだり、選手2名とバスケットボール経験者の学生5名でのゲームを行いましたが、選手とのゲームでは完全に圧倒されていました。

最後は、恒例の選手やスタッフの方々との交流会を行い、色々学生から質問して選手に答えて頂いたりしました。
その中で、坂本選手から「自分は障害を持ってリハビリが辛かったし、嫌だった。でも一生懸命自分のリハビリを担当してくれた理学療法士の先生のかけてくれる言葉や笑顔の優しさのお陰でリハビリの辛さが半分になった。皆さんもそんな理学療法士になってください。」とエールを贈っていただきました。

このエールは学生たちの胸にしっかりと刻まれたと感じました。
選手やスタッフの皆さん、お忙しい中を来て頂き本当にありがとうございました。

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▲ 選手やスタッフとの交流会